北九州市立子育てふれあい交流プラザ 元気のもり

自動車内の熱中症

熱中症の分類

熱中症には4つの段階があります

  発生状況 体温
(直腸温)
症状 予後
熱けいれん 高温多湿下での運動や放置 正常またはやや上昇(38℃以下) 頭痛・めまい・腹痛・嘔吐・身体各部のけいれん(こむら返り)、皮膚は蒼白で温かく、汗をかくなど 良好
日射病 直射日光下で長時間立つ・運動する・遊ぶ 正常 頭痛・めまい・血圧低下・頻脈(脈の回数が増える)・皮膚は蒼白で、冷や汗が出るなど 良好
熱疲労 高温多湿下での激しい運動や放置(熱射病の前段階) 中等度上昇する(38〜40℃) 全身がだるい・頭痛・めまい・吐きけ→その後、血圧低下・頻脈・意識障害・皮膚は蒼白で冷たく、汗をかくなど 早期治療を要す
熱射病 炎天下の車内に閉じこめられた乳幼児、高温多湿下での長時間労働や過度の運動(マラソン、登山など) 過高熱(40℃以上) 頭痛・嘔吐・意識障害・けいれん・ショック症状・多臓器不全・皮膚は乾燥し、熱く紅潮する・体温調節中枢がこわれると汗が出なくなる 最も重傷で死亡率が高い

車内置き去り事故
1時間で車内温度が約15℃上昇!

6月の晴れた日、外気温は30℃以下でした。しかし、車内に1時間放置された幼い兄妹が重症の熱射病になってしまいました。当時1歳11ヵ月のお兄ちゃんはけいれんや意識障害から状態が悪化、6ヵ月後に亡くなりました。6ヵ月の妹は、重度の神経後遺症が残ってしまったという事故でした。
下の表を見てもわかるように、車内の温度は真夏でなくても想像以上に高温になり、熱射病の危険が高まります。気温が17℃でも死亡した例が報告されています。

●炎天下の閉めきった車内の温度はなんと58℃

温度変化の推移
測定時刻 車外気温 運転席後部(兄)気温 助手席後部(妹)気温
10:00 28.2℃ 31.6℃ 32.5℃
11:00 28.8℃ 42.4℃ 41.0℃
11:47 28.0℃ 47.4℃ 46.0℃
12:00 29.5℃ 47.4℃ 46.3℃

栗原伸芳 他 小児科臨床(2002)より

注意!

大人と比べ、赤ちゃんは体温調節機能が未熟なために、汗を出す機能や腎機能も大人程働きません。脱水症状を起こしやすく外界、環境の温度の変化に対応しきれません。炎天下の車内に置き去りにされた場合熱射病を起こし、直腸温が42度を超えると臓器不全を起こして死亡する恐れがあります。赤ちゃんと大人では、暑さの感じ方や体への影響が違うことを忘れないでください。
そしてわずかの時間でも決して赤ちゃんを車内に置き去りにしないようにしましょう。

熱中症の対処方法

まず木陰の涼しい所に移し、衣服をゆるめ安静にして、水と汗で失われた塩分を補給します。水だけではかえって逆効果ですので、スポーツドリンクや薄い食塩水を飲ませます。

アメリカでは、赤ちゃんを車内に放置すると親の義務違反として逮捕されます。
(日本でも最近では書類送検されるようになりました。ただし、結果のいかんによっては検挙されることもあります。)

※参考:京(みやこ)あんしんこども館 [京都市] 監修:国立保健医療科学院 田中哲郎博士

 

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